コミックエッセー【ツレがうつになりまして】等々でおなじみの作家「細川貂々」様(以下てんてんさん)からイベント出展用に使用されるゴム印の作成依頼をいただきました。
ツレうつは宮﨑あおいさんと堺雅人さん主演で映画化されていますのでご存知の方も多いと思います。
てんてんさんにお仕事をいただくきっかけは【PICTUREBOOK GALLERY RiRE】様(以下リールさん)のご紹介からでした。
リールさんは大阪府堺市にあるハンドメイドの絵本と雑貨のお店です。
多数の商品の中でseedbooks(シードブックス)と言う商品があります。
当社ではそのseedbooks(シードブックス)工作キットである表紙のボールチップ紙をレーザー加工でカットするお手伝いをしています。
以前、リールさんを通じて、てんてんさんの作品である絵本『からくりむしゃ はぐるまのすけ』に出てくるキャラクター〝はぐるまのすけ〟のゴム印の依頼をいただきました。
そのゴム印を使って作られたはぐるまのすけグッズを見て、私どもゴム印を作成している業者といたしましては「そんな使い方もあったのか!」と目からウロコでした。
てんてんさんは今年の12月で漫画家デビュー20周年を迎えられ、その記念の個展を千葉県浦安市で行われます。
今回依頼いただいたのはその時のグッズに使うゴム印の作成です。
オリジナルキャラクターのデータをお預かりしてゴム印用のデータに置き換え早速作成にかかりました。
今回お預かりしたキャラクターのデータ7種類をゴム印用データに代える作業をしているところ。
左の画像には依然作成した、はぐるまのすけのイラストが見えます(^^♪
ゴムを彫刻しているところとゴム印面が出来上がったところ。
キャラクターのアウトライン通りにゴムをカットできるのもレーザー彫刻機の長所です。
スタンプの形に切り取ることによって、押す時に余分なインキが押印側につかなくなるのです。
ゴム印面が出来たらホルダーも作ります。(持ち手の事をホルダーって言います)
一般的なゴム印のホルダーは木(もしくはMDF)が多いのですがせっかく可愛いキャラクターを形にくり抜いたのでホルダーもカスタマイズしました。
もちろんレーザー加工で透明のアクリルをカット(ベージュの紙はマスキング用です)
透明アクリルのホルダーにゴム印面を貼りつけるだけなら味気ないので見出しも加えます。
印面を下にして上から見たところ。
こうする事でなんでもないゴム印がひとつのキャラクター商品のようになります。
あくまでも可愛いイラストあっての物ですが(笑)
さて、出来上がったゴム印でどんなグッズが作られるのでしょうか?
今からとても楽しみです。